今や日本のみならず、世界中の方々に親しまれているヤクルト。味はもちろん、あの容器も昔から親しまれていますよね。デザインにもこだわり、子供からお年寄りまでが手に持ちやすいようなデザインされていると。
昭和20年、初期のヤクルトはなんとコルク栓!
昭和30年前半は瓶にクロレラという文字が・・
昭和43年〜今のようなプラスチックの容器へと変わりました。
先日お客様とそんなお話をしていたら、昭和30年代のヤクルトの瓶を昔のヤクルトレディさんからもらって飲んでみたら、こんなに美味しい飲み物があるのかと感動されたそうです!!
ヤクルトの創始者で医学博士の代田 稔が京都帝国大学(現在の京都大学)で医学の道を歩みだしたのは1921年。その当時日本はまだ豊かとはいえず、衛生状態の悪さから感染症で命を落とす子供たちが数多くいました。
そんな現実に胸を痛めていた医学生時代の代田は、病気にかかってから治療するのではなく、病気にかからないようにする「予防医学」を志し、微生物研究の道に入ります。
そこで乳酸菌が腸の中の悪い菌を抑えることを発見、これをさらに強化培養することに世界で初めて成功します。
それが、今日「乳酸菌 シロタ株」と呼ばれる学術名 ラクトバチルス カゼイ シロタ株という乳酸菌です。
その後、代田は、生きて腸内に到達し、有用な働きをする「乳酸菌 シロタ株」を、一人でも多くの人々に摂取してもらうため、有志と共に安価でおいしい乳酸菌飲料として製品化します。
そして1935年、乳酸菌飲料「ヤクルト」が誕生しました。
2022年現在のラインナップ
海外のヤクルト
乳酸菌のさらなる可能性を求めて・・世界の人々の健康を守りたい。
代田 稔の情熱と発想、飽くなき探究心は、今も、脈々と受け継がれています。